日常、よく目にしているマンホール。
実は市町村によってデザインが違っているのをご存じですか?
「ご当地マンホール」と呼ばれ、その土地の歴史や文化が表現されています。
最近では「マンホールカード」の収集も人気!
マンホール愛好家=“マンホーラー”と呼ばれています。
私も2017年から、「マンホール」を撮りためています。
旅行に行くとき、「ご当地マンホール」を見つけることが密かな楽しみです♪
この記事では、関東・中部地方で見つけたマンホールをご紹介します!
関西編はこちら
岐阜県のご当地マンホール
<大垣市>芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた地のマンホール
撮影場所:JR大垣駅付近
岐阜県大垣市の花「サツキ」と「船町港跡(ふなまちみなとあと)」のデザインです。
「船町港跡」は、江戸時代から明治時代にかけて水運の盛んな場所でした。
大垣城から桑名を結ぶ重要なルートであり、「水の都・大垣」と言われる所以です。
毎年、桜の時期・GW・紅葉時期に「水の都おおがき舟下り・たらい舟」が運行されていて、風流な景色を船から楽しむことができます。
※2020年は新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止
大垣は俳人・松尾芭蕉が『奥の細道』の旅を終えた“むすびの地”としても知られています。
「奥の細道むすびの地記念館」では、シアターで芭蕉がたどった旅路を追体験できますよ♪
大垣市マンホールカード配布場所
<郡上市>清流・吉田川を泳ぐ「アマゴ」のマンホール
撮影場所:郡上八幡の古い町並み
大きいのから小さいのまで、かわいい「アマゴ」のデザイン。
郡上八幡は“清流とおどり(郡上おどり)の町”として知られています。
城下町の中心を流れる「吉田川」に、子供たちが高さ12mの橋から飛び込む風景は夏の風物詩。
透き通る水の美しさを守るために、そこに生きる「アマゴ」のデザインが採用されたそうです。
郡上市マンホールカード配布場所:2種類あり
・【アマゴのマンホールカード】
・【ヤマツツジのマンホールカード】
<岐阜市>伝統漁法・鵜飼(うかい)のマンホール
撮影場所:岐阜市役所付近
長良川の「鵜飼(うかい)」で有名な岐阜市。
「鵜(う)」と「鮎」が追いかけっこをしているようなデザインです。
「鵜飼」は1300年以上の歴史があり、伝統を継承した鵜匠(うしょう)が鵜(う)をあやつって、川の中にいる鮎を狩る漁法。
毎年6月~10月中旬まで行われています。
暗闇の中、かがり火がゆらめく風景は幻想的。
岐阜市といえば、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台・岐阜城(稲葉山城)のある町。
岐阜城の最上階からは清流・長良川の流れや濃尾平野が一望できます!
「麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館」2021年1月11日まで開館予定なので、『麒麟がくる』ファンにとっては胸アツな場所です。
※完全に余談でした!
岐阜市マンホールカード配布場所
岐阜市のマンホールカード配布は行われていないません(2020年7月現在)
参考サイト:下水道広報プラットホーム
長野県のご当地マンホール
<松本市>伝統工芸「松本てまり」のマンホール
撮影場所:松本市大名町通り
伝統工芸「松本てまり」が描かれています。
カラフルなデザインがかわいい・・・♡
「松本てまり」は江戸時代・松本藩の武士の家の内職として始まったといわれています。
女性や子どもが一針一針、心を込めて作った「手まり工芸」の技術が今に伝わっています。
「ご当地マンホール【関西編】」の記事で紹介した和歌山県の「紀州てまり」にも通じるところがありますね。
「国宝・松本城」は松本市のシンボル!
貴重な現存天守12城のうちのひとつです。
松本駅から松本城へ向かう道すがら「松本てまり」が描かれたご当地マンホールに出会えます。
松本城に隣接する「松本市立博物館」には古い様式の「松本てまり」が展示されているので、松本城の観覧と合わせて観賞できます♪
松本市マンホールカード配布場所
<軽井沢町>噴煙あがる浅間山と白樺林のマンホール
撮影場所:旧軽井沢
真ん中に描かれた山は「浅間山(あさまやま)」。今も小規模な噴火活動がみられる活火山です。
「浅間山」をぐるっと囲うように描かれているのは「白樺(しらかば)」です。
高原に立ち並ぶ、白い樹皮が美しい木です。
“避暑地・軽井沢”の涼やかなイメージと浅間山の迫力がマッチしたデザインですね。
私はいつも、白樺を見るたびに森永製菓のチョコレート菓子「小枝」を思い出してしまう・・・
軽井沢町のマンホールカード配布場所
軽井沢町のマンホールカード配布は行われていません(2020年7月現在)
参考サイト:下水道広報プラットホーム
<飯山市・戸狩(とがり)>スキー場のマスコット「とが坊」マンホール
撮影場所:戸狩(とがり)温泉スキー場
戸狩温泉スキー場のマスコットキャラクター「とが坊」と、飯山市の花「ユキツバキ」が描かれたご当地マンホールです。
「とが坊」、ペンギンかな?と思ったら“ふくろう”でした。
戸狩温泉の「とんだいら高原」で鳴くふくろうをモチーフとしているそう。
戸狩温泉スキー場はふかふかのパウダースノーが楽しめるゲレンデです。
ゲレンデ近くには民宿が立ち並び、日帰り利用の温泉入浴施設もあります。
夏は「星降るキャンプ場」がオープンする自然いっぱいの場所です♪
戸狩温泉スキー場デザインのマンホールカード配布はありません。
「童たちの一本杖スキー」が描かれた飯山市のマンホールカード配布場所はこちら↓
飯山市マンホールカード配布場所
群馬県のご当地マンホール
<草津町>「湯♡LOVE♡草津」マスコット「ゆもみちゃん」マンホール
撮影場所:草津温泉・湯畑付近
温泉番付「東の横綱」と称される名湯・草津温泉のご当地マンホール。
草津町の観光大使を務めるマスコットキャラクター「ゆもみちゃん」が描かれています。
ゆもみちゃんプロフィール
生まれ:群馬県草津温泉
誕生日:7月20日(永遠の22歳)
性別:女の子
性格:明るくてとっても元気!でもチョッとオッチョコチョイなところも。
仕事:観光大使として草津温泉のPR活動に努めています。
特技:ダンスが得意で即興で踊ることもOK!イラストを描くのも得意です。
出典:草津温泉ポータルサイト|ゆもみちゃんの部屋
「ゆもみちゃん」には2歳の娘「こもみちゃん」がいるそうです・・・!
草津温泉に伝わる「湯もみ」とは、温泉の効能を薄めることなく、湯温を冷ます方法です。
草津温泉の源泉は50℃近いので、そのままだと熱くて入浴できないんですね。
草津温泉街の中心にある「熱乃湯」では伝統的な「湯もみ」を見て、体験できます。
草津温泉マスコットキャラクター「ゆもみちゃん」のマンホールカードは2019年7月で配布が終了しています。
参考サイト:草津温泉ポータルサイト
神奈川県のマンホール
<横浜市>港町・横浜のシンボル!ベイブリッジのマンホール
撮影場所:横浜市日本大通り
真ん中に描かれているのは「横浜ベイブリッジ」。カモメが4羽飛んでいて、港町・横浜の風景が映し出されています。
もうひとつ、“港町らしい”モチーフが隠されています。
何だかわかりますか??
ベイブリッジのイラストの周りをぐるっと囲っているもの。
これは船の「操舵輪」がモチーフとなっています。
色が塗られた「ベイブリッジ」デザインマンホールもあります。
しかし・・・
カラーバージョンのデザインマンホールは希少で、元町公園の周辺にだけ設置されているそう。
レアレアです。
横浜市マンホールカード配布場所
まとめ ご当地マンホール 関東・中部編
その土地でしかお目にかかることのできない「ご当地マンホール」
自分の住んでいる町や故郷のマンホールに目を向けてみると、意外な発見があるかもしれません。
旅行先で「ご当地マンホール」を見つけて、写真に撮ってコレクションすれば、旅の思い出にもなりますね。
当記事も、随時更新していきたいと思います!
「ご当地マンホール」関西編もあります。
ご興味ある方はこちらもどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!