東京新宿区・国立競技場近くの「日本オリンピックミュージアム」へ行ってきました!
明治神宮野球場や秩父宮ラグビー場からも徒歩圏内。スポーツ観戦と合わせて見学できます。

オリンピックのシンボル五輪マークで写真を撮る人もいるね~
有料でしょ?面白いの?

面白かった!行ってよかった!
なかなか、お金かけたんだろうなぁと感じる施設でありながら、一般500円、65歳以上400円、高校生以下無料という入場料金で、気軽に楽しむことができます。
2021年4月に実際に訪れた「日本オリンピックミュージアム」の混雑状況や内部をご紹介します。
■東京オリンピック・パラリンピック開催前にアスリートの足跡・偉業・大会歴史を知りたい方
■スポーツを愛する人
■東京都内で気軽に楽しめるおでかけ場所を探している人
日本オリンピックミュージアム アクセス方法
最寄り駅は東京メトロ銀座線・外苑前駅(3番出口)です。
都営大江戸線・国立競技場駅(A2番出口)からも徒歩10分。
駐車場はないので、公共交通機関の利用がおすすめです。
日本オリンピックミュージアム(公式HP)アクセス・料金詳細はこちら
混雑なし!事前予約制
感染症対策のため、入場はオンラインでの事前予約制です。
個人予約は5名以内、団体予約は10名以上40名まで時間枠ごとに入場人数が制限されています。
ただし、予約が空いている場合は当日飛び込みでもOKでした。
1回の観覧時間は60分と定められています。
じっくり楽しみたい方には物足りない時間かもしれませんが、混雑緩和のため協力しましょう。

日曜日に訪れましたが、人数制限がされていることで、展示や体験施設での混雑はなかったです。今後、オリンピック気運の高まり次第では予約困難になる可能性もあるので、興味のある方は今のうちに行ってみては。
2階展示室からスタート
有料展示は2階です。
古代オリンピックの歴史や競技に関する資料がわかりやすく展示されています。
短距離、中距離走、円盤投げ、レスリングなど今でもおなじみの競技が紀元前から行われていたんですね。古代ならではなのは、戦車競技でしょうか。
全裸で競い合っているのは、不正をしないという意味や鍛え上げられた肉体美を競うためなど諸説あるようです。
近代オリンピックの父と言われるピエール・ド・クーベルタン男爵に関する資料や、どのような歴史を経て200ヶ国以上が参加する世界的な大会に成長したのかを学べます。
テンションあがる展示・体験ゾーン
ずらりと並ぶ、歴代オリンピック・パラリンピックの聖火トーチ。
開催年ごとにデザインにも個性があり、聖火台に火を灯す最終ランナーに関する説明もあります。
1964年の東京大会で開発・採用されたピクトグラム。
世界中の人が誰でもひと目でわかるデザインで統一されたのは、1964年東京大会が初めてだそうです。
今では当たり前のピクトグラムにも歴史があるんですね~
自分の人生と重ねる過去のオリンピック大会
奥へ進むと、3枚の大きなタッチ式シアター。
興味のある大会開催年を選択すると、その年のトピックスや大会の映像が流れます。
過去のオリンピックの感動がよみがえるとともに、「この頃の自分はこうだったなぁ」と自身の人生史ともつながる部分があるかもしれません。
中央には、大会ごとのメダルデザインが比較できる展示があります。
開催国や開催年によって様々で、聖火のトーチと同様に個性が詰まってます。
個人的には、2006年トリノ大会(冬季)のメダルが目に留まりました。
女子スケートの荒川静香さんが金メダルを獲得したことで、テレビや各種メディアでメダルを目にする機会が多かったので強く印象に残っています。
こうやって、歴代メダルを並べてみると、真ん中に穴が開いたタイプのデザインは、めずらしいようですね。
アスリートってすげえ!!!体験ゾーン
体験ゾーンでは、トップアスリートの身体能力を体感できます。
全力でジャンプしても、まったく届かない・・・
男子バスケットボールの選手は、人間1人分くらい飛び越えそうな跳躍力!!!
マラソンや競歩、走り幅跳びなど陸上競技のトップアスリートのすごさを体感できます。
どの選手が出てくるかはランダム。
動画は女子マラソンの高橋尚子さんバージョンです。
「42.195キロ、ずっとダッシュしてる!?」
常人には信じられない、ハイスピード感が伝わってきます。
日本で開催されたオリンピック・パラリンピック
1964年東京大会(夏季)、1972年札幌大会(冬季)、1998年長野大会(冬季)
日本で開催された過去のオリンピック・パラリンピックに関する展示も興味深いです。
1940年開催予定だったけれど、第二次世界大戦で中止となり幻となった東京大会・札幌大会。
平和の祭典が開催されていれば、その先の歴史も変わっていたのか、いろいろ考えさせられます。
知る人ぞ知るオリンピック感動秘話
人生をかけてオリンピックに挑むアスリートたちの、心映えの美しさや人々の心を動かす秘話が紹介されています。
2019年大河ドラマ「いだてん」の主人公になった、金栗四三さんのストックホルム大会マラソン完走(世界最長記録!)にまつわるエピソードや実際に使用された足袋の展示もあります。
パラリンピック競技
第一回パラリンピックは1960年。
元々はロンドンの病院で行われた競技大会が原点だそうです。
車いすテニス金メダリストの国枝慎吾さんのラケットと車いすが展示されています。
車いすを操作し、スピーディに力強く球を打ち返す強靭な筋力・・・
「俺は最強だ!」という座右の銘を記載したシールがラケットに貼られています。
1階は企画展やミュージアムショップ
1階は誰でも見学できる無料ゾーン。
今まさに走りだした2021年東京大会の聖火トーチが展示されています。
オリンピックはゴールド、パラリンピックはピンクゴールドでチューリップみたいな形しています。
企画展「東京で咲いた名花、ベラ・チャスラフスカ」2021年5月31日まで
1964年東京大会で「東京の名花」と呼ばれた、チェコスロバキア代表・女子体操選手のベラ・チャスラフスカさん。政治的弾圧に立ち向かい、決してあきらめない生き様を、展示を通して知ることができます。
訪れる価値あり!オリンピックミュージアム
2021年4月現在、開催できるのかも不透明な東京大会。
しかし、オリンピックの歴史をひも解けば、今までもたくさんの危機を乗り越えて開催されてきたんだなぁということがよくわかります。
オリンピックミュージアムを訪れ、改めて、不断の努力を重ねるアスリートへ尊敬の念を抱きました。
スポーツの力ってやっぱりすごい。
この機会に、ぜひぜひ日本オリンピックミュージアムへお出かけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!