コロナ禍で、旅行に行くこともままならない状況・・・
早く終息して、国内・海外問わず自由に旅行ができるようになることを願うばかりです。
「あ~旅行に行ってリフレッシュしたいなぁ」
「早く海外旅行行きたーい!」
そんな時は、お家で旅気分を味わってみませんか?
旅行記やエッセイ、一度は見てみたい絶景集など・・・
旅行に関する本を読めば、ワクワクした気分になること間違いなし!
来たるべき旅行再開に向けて、旅行計画を立てるのも楽しいですね♪
旅行は不急だけど、不要じゃない!
コロナ禍で私が勇気づけられた言葉です
今回は「旅行に行った気分になれる」厳選8冊をご紹介します!
・旅行が好きだけれど旅行に行けない人
・家で旅行気分を味わいたい人
・コロナ禍が終息したら、旅行に行きたいと思っている人
【海外】旅と人生を考える本
『私の人生、アンハッピ~!?インドで結婚するなんて、思ってもみなかった』著者・藤田左希子
著者プロフィール
藤田 左希子(ふじた さきこ)
出典:『私の人生、アンハッピ~!?インドで結婚するなんて、思ってもみなかった』
1979年京都生まれ。京都府立大学卒業後、市内の一流ホテルに就職。難病に罹った母の死がきっかけとなり、2008年に退社。「世界一周の旅」へ。ベトナムでロケ中の笑福亭鶴瓶と共に「鶴瓶の家族に乾杯」に出演。紆余曲折あり、旅の途中に出会ったインド人と結婚。現在はインドの世界遺産の村・ハンピにて1歳の赤ちゃんを抱えて子育てに奮闘中。
何回も何回も読んで、勇気づけられるエッセイです。
著者の藤田 左希子さんは、「世界一周の旅」で出会ったインド人男性と結婚し、出産、子育てに奮闘する30代女性。
「インドで結婚するなんて、思ってもみなかった」という副題がすべてを物語っています。
インド人がインド人に手を焼くインドでの“結婚手続き”や、インド流赤ちゃんマッサージの衝撃など、リアルな言葉で綴られています。
心に残ったのは、インド人の死生観に関するお話。
「カルマ」「輪廻転生」を信じるヒンドゥー教の人々は、“肉体は死んでも、次の世に向かって魂が開放される”と考えます。辛いことや困難なことがあった時、「カルマ」だと受入れ、自分の心のうちで消化しようするインドの人々の描写が印象的でした。
著者が暮らすのは、インド世界遺産の小さな村・ハンピ。
石造りの遺跡群が立ち並ぶ、広大な景色が美しい村で、かつて、ヒンドゥー教の都として栄えた歴史があるそうです。
いつか、訪れてみたいなと思っています。
『仕事にしばられない生き方』著者・ヤマザキマリ
著者プロフィール
ヤマザキ マリ
出典:『仕事にしばられない生き方』
1967年東京都生まれ。北海道育ち。漫画家。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの美術学校で油絵と美術史を学ぶ。97年漫画家としてデビュー。その後、イタリア人の比較文化研究者との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカで生活。現在は日本とイタリアで暮らす。2010年古代ローマを舞台にした漫画『テルマエ・ロマエ』がベストセラーになり、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。16年『スティーブ・ジョブズ』などの作品により、芸術選薦文部科学大臣新人賞(メデイア芸術部門)受賞。17年イタリア文化を広めた功績などにより、イタリア共和国より功労勲章コンメンダトーレを授与される。
漫画も映画も大ヒットの「テルマエロマエ」
その作者・ヤマザキマリさんの生き方が綴られている、パンチの効いたエッセイです。
17歳でイタリア・フィレンツェに絵画留学、キューバでのホームステイ、妊娠・出産を経て日本に帰国。そしてシリア、ポルトガル、シカゴ、イタリア・・・
世界を転々とする暮らしの中で、誰もが考える「働くとは?」という問いのヒントが詰まっている本です。
“旅行”というくくりの本とは少し離れた内容かもしれませんが、私はこのエッセイ本がきっかけとなって古代ローマに興味を持ちました。
第3章では古代ローマ皇帝「ハドリアヌス帝」や「皇帝ネロ」が生きた時代と現代との共通点が考察されています。
常に領土を広げることを課せられた古代ローマ人。
「このまま突き進んだ先に何があるのか」
疑問を抱きながら、前へ進むことを強いられる状況は現代にも通じるところがあります。
そんな混沌とした時代の中、
「とりあえず、ひとっ風呂浴びよう!」
という風呂文化がローマで生まれた背景に、私はとても心を惹かれました。
2000年以上前の古代ローマ人とSNSで繋がることができれば、「いいね!」を押しまくるでしょうね(笑)
私はこのエッセイ本に影響を受け、2019年3月にイタリア・ローマを訪れるに至りました。
ローマ旅行については、Instagramで投稿しているので、良ければご覧ください(@tabino3134)
【海外】スリリングな世界一周を追体験する本
『危ない世界一周旅行』著者・宮部高明
著者プロフィール
宮部 高明(みやべ たかあき)
1979年茨城県生まれ。2003年早稲田大学卒業後、NTT‐AT株式会社に入社。コンピューター関係の業務に就く。2005年ヤフー株式会社に転職。2006年に退職し、世界一周の旅に出る。大学時代、日本の冬のあまりの寒さに耐えきれなくなり、チケットと現金3万円だけを握りしめて出発したタイへの初海外旅行をきっかけに貧乏旅行にはまる。
出典:『危ない世界一周旅行』
旅行にトラブルはつきもの。
特に海外は日本とは言葉も文化も考え方も違う環境。
旅慣れた方でも、ヒヤリとした経験があるかと思います。
著者の宮部 高明さんは、「320日間の世界一周旅行」で度重なるトラブルに見舞われた旅人。
強盗に奪われた金品の総額・約70万円、暴力事件に4回巻き込まれるなど・・・
読んでいるだけでハラハラする体験談が満載です。
「コロナ禍が明けたら世界一周旅行に出よう!」と考えている方
一度この本を読んでおけば、トラブル回避の備えになるかもしれません・・・よ?
【海外】“見る“だけで世界一周した気分になれる本
『365日世界一周絶景の旅』編者・TABIPPO
編者プロフィール
TABIPPO(たびっぽ)
「旅で世界を、もっと素敵に」を理念に、世界一周から帰国した旅人たちが立ち上げた団体。日本最大の旅をテーマにした野外フェス「旅祭」や、旅を学ぶ、旅から学ぶをコンセプトにした「旅大学」、旅のモノづくりブランド「PAS-POL」などを手掛ける。
出典:『365日世界一周絶景の旅』
全ページカラーで、世界の絶景が紹介された写真集です。
1月1日から12月31日までの365日、日めくりカレンダーのようにページをめくることで、世界を旅しているような気分を味わえます。
1月1日のニューヨーク“ニューイヤーズ・カウントダウン”から富士山で迎える大晦日。
実際に行くことができるルートの順に並んでいるのも粋なポイントです。
「もっと旅が楽しくなる豆知識」
「この場所でしたい5つのこと」などなど
ミニコラムも書かれているので、世界一周旅行の計画にも役立ちます。
まだ見ぬ世界の絶景、見つけてみませんか?
【国内】ガイドブックにはない“ニッチな”旅が楽しめる本
『おいしいご当地スーパーマーケット』著者・森井ユカ
著者プロフィール
森井 ユカ(もりい ゆか)
出典:『おいしいご当地スーパーマーケット』
立体造形家で雑貨コレクター。小さいものを作ることと愛でることが好きすぎて仕事にまでしてしまう。立体造形では粘土を使ったイラストレーション、キャラクターデザイン、漫画のキャラクターの立体化など。仕事の参考にと各国を旅して玩具や雑貨を集めているうち、世界のスーパーマーケットや郵便局などで出会う、何でもない日用雑貨や食品のパッケージデザインの収集・分析にハマる。
自分の生活圏から離れた都道府県にいくと、地元では見ないような珍しい食品がスーパーで売られていた・・・という経験ありませんか?
逆に、“日本国民全員が知っているもの”と信じていた食品が、自分の地元にしかない食品だったということも・・・
著者・森井 ユカさんが実際に47都道府県のスーパーをめぐり、売られている食品を独自の目線でチョイスし、まとめられた本です。
選ぶ基準は3つ
1.その県で産まれたスーパーへ行き
2.その県の会社が製造・販売しているものの中から
3.親しみを感じる、愛らしい佇まいの食品を選ぶ
出典:『おいしいご当地スーパーマーケット』はじめに
パラパラと写真を眺めているだけで「日本一周旅行」をしている気分になれますよ。
そして、自分の住んでいる都道府県のページで、長年親しんでいる食品が選ばれていると、嬉しくなっちゃいます♪
関西でいうと「〇〇〇アメ」「〇ボール」・・・関西人の方は、○○が何かわかって頂けるはず。
旅先でお土産を選ぶ際にも、参考になる本です。
『島旅ひとりっぷ』著者・松鳥むう
著者プロフィール
松鳥 むう(まつとり むう)
1977年滋賀県生まれ。島旅好きのイラストレーター。元精神科看護師。島で出会った人たちと話すコトが旅の一番の楽しみ♪今までにめぐった島は54島(+バリ島)。旅、看護、保育系の雑誌、書籍を中心に活躍中。
出典:『島旅ひとりっぷ』
北は北海道・礼文島から南は沖縄・鳩間島まで。日本の島・15島の旅が描かれたコミックエッセイです。
著者の松鳥 むうさんの旅スタイルは“ひとり旅”。各島の地図や島の人・旅人との心温まるエピソードが、島旅への旅情をかきたてます。
都会では感じることのできない“ゆったりとした時の流れ”
島の人々が大事にしている自然や文化
旅行っていいな、と思わせてくれますよ。
『底抜けオオサカ観光局』著者・神田 剛
著者プロフィール
神田 剛(かんだ つよし)
1971年大阪生まれ。大和証券を経て、96年朝日新聞社入社。東京本社生活部記者時代の2006年から、住まいの連載「わが家のミカタ」を3年間担当。その後、大阪本社生活文化部で建築や美術の取材をしつつ、夕刊の「ますます勝手に関西遺産」「まちの埋蔵文化人」などの企画で小ネタをちりばめた独特の文体で異彩を放ってきた。
出典:『底抜けオオサカ観光局』
大阪の「イチビリ精神」あふれる珍スポット。
マイワールド全開の関西レジェンドたち。
「めっちゃおもろいやん」が詰まったバーチャルツアーの本です。
ダジャレや秀逸な例えが散りばめられた文体で、ラジオを聴いているかのようにテンポよく読めます。脳内でタージン(関西中心に活躍する食レポタレント)がしゃべっているような感覚です。(関西ローカルネタですみません)
太陽の塔でおなじみの大阪万博や、当時話題となった「人間洗濯機」の逸話。
地獄をバーチャル体験できる「全興寺(せんこうじ)の地獄堂」など。
“同調圧力”なんのその!
個性が爆発した珍スポットや、それを作った人々の「おもろいことやったろ」精神があふれていて、読みながら“くすっ”と笑える関西ガイド本です。
この本を読めば、日常の些細な悩みも吹き飛んで、ハッピーな気持ちになれるはず。
・・・知らんけど。
『現代湯治 全国泉質別温泉ガイド』監修・一般社団法人 日本温泉科学会
監修団体プロフィール
一般社団法人 日本温泉科学会
1939(昭和14)年に創立された温泉に関する総合科学の学会。自然現象である温泉、温泉とかかわりのある諸々の現象(地震、火山など)、そして、それらと人間・社会とのかかわり合い(観光、医療、農業・水産・熱エネルギーなどへの利用)など、温泉に興味を持つ人々が参加し、温泉を多面から討論し、より深く理解できる場を提供できる、開かれた学会となることを目指している。
出典:『現代湯治 全国泉質別温泉ガイド』
現代における「湯治」を楽しむため、温泉の泉質別に日本全国の温泉地をまとめたガイドブックです。
温泉の泉質は大きく分けて10種類に分類されます。
・炭酸水素塩泉
・硫酸塩泉 ・二酸化炭素泉
・含よう素泉
・含鉄泉 ・酸性泉
・硫黄泉 ・放射能泉
泉質それぞれの特徴や適応症が書かれています。
例えば、湯畑で有名な群馬県・草津温泉は“酸性泉”。“酸性泉”は㏗3未満の温泉で、適応症のひとつとして“皮膚の殺菌効果”が認められている泉質です。
「恋の病以外、効かぬ病はない」
といわれる名湯。
こういった小ネタを知っているだけで、ただ温泉に入るよりも得した気分になれます♪
「今度の旅行はどの温泉に行こうかな~」とお考えの方は、“泉質”にこだわった選び方をしても面白いかもしれませんね。
旅行に行った気分になれる本 まとめ
海外旅行から国内旅行まで、読めば「旅行に行った気分になれる本」をご紹介しました。
旅行は、時に人生を変える力があります。
それぞれの「旅行のテーマ」に合わせて、次の旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
今回の記事が、お役にたてると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!